長い間オーバーホールをしないとせっかくの時計が台無し(ボロボロ)になります。
(ここで言う"ボロボロ"はメンテナンス料金が予想を大きく上回ってしまうことを指します)
その理由は2つ
≪その1≫
時計は機械なので、メンテナンス=オーバーホールをすることを前提として作られています。
「ちゃんと動いているからオーバーホールの必要は無い」というのは完全な間違いです。
≪その2≫
時間合わせをするときに、リューズ部分のパッキンはオフになっており、防水性もオフになっています。
その時に時計内部に侵入する空気には水分が含まれています。
つまり、時計内部に水分が全く浸入しないということは完全防水時計でもあり得ないのです。
その水分は(たとえ微量でも)必ず長い年月をかけてですが、内部のパーツを酸化(サビ)させます。
『 完全防水時計だし、水に浸けてもいないのでサビるはずが無い 』
このように思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし上に書いたように、そうではないのです。
もう一度言わせていただくと、その水分によるサビの進行を防ぐために、
メンテナンス=オーバーホールは絶対に必要なものです。
また、ゼンマイがいきなり切れてオーバーホールをした場合など、
意外に全体のダメージが少なく安く済んでしまうというのは、
このサビ(あと磨耗もですが)が少なかったことによるものです。(むしろラッキーかもしれませんね)
『 しかしきちんとメンテナンスさえすれば・・・ 』
もちろんゆっくりとではありますが、サビは確実に進行していきます。
ただ、サビの進行が少ないときは、オーバーホール時の洗浄だけでサビは無くなります。
つまり新品と同じ状態に戻すことができたわけです。
この程度のサビの場合、サビによる部品の交換はありません。
オーバーホールというのは、こういう時期に行うのがベストです。
最終的なオーバーホール料金は
【オーバーホール価格 + 部品交換が必要な場合、その部品料金】となります。
つまり修理金額に差がでるのは、部品にかかる金額の違いだけです。
部品の破損が多ければ高い料金がかかり、少なければ安く済むということです。
オーバーホール料金の違いはそこからしか生じません。
部品の破損が無ければ、オーバーホールとパッキン料金だけで済むということになります。
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